泉太郎はいったい、なぜあんなことを!? vol.1

新作の公開までに、これまでの作品をピックアップしてご紹介。題して「泉太郎は、いったいなぜあんなことを!?」。

自作自演のビデオ作品 　

《メイキング》2006

紙袋でつくった猫のお面を被り、「そのガードレールに登ってみて」「壁を蹴ってみて」という指令 に従って行動しています。指令の声も泉さんが声を変えて出していますが、ビデオの後ろから、役者に向かって演出しているような距離感に見え／聞こえます。


映像に映る自分や録音された声に違和感を持ったことはありませんか。映像に映るものと、自分の眼で見た現実との違い。人間 （動物）は、生まれてから出会う事物に対し、絶えずそれが何か（まず危険か安全かなど）、瞬時に記憶を総動員し、判断しながら生きて います。つまり、経験を積むほど、多くの情報やイメージなど先入観を持って判断しているわけで、あるがままに認識できている かアヤシいものなのです。泉さんは、そのように複雑な回路を持つ知覚や認識の仕組みをなぞってみます。その際に、自身を素材や道具の ように扱い、不自由さを伴うゲーム遊びのなかで、知らなかった自分をも発見しているようです。

nextage at 世田谷パブリックシアター

今日はライターの白坂さんと、泉太郎さん・山賀ざくろさんのパフォーマンスを見に出かけてきました。

どんななんだろうってどきどきしてましたが、お二人の世界はスゴかった。

舞台に注ぐ視線と時間が、一緒くたにまとまって、グニャグニャになった感じ。

うまくいえないですが、特別な時間を過ごしました。

初めての感覚を経験しました。すごいこと。

stumpでの泉さん、ますますたのしみです。

（マリロー）

DM到着＆郵送完了！！

おととい（26日）、ジャングルブックのDMが届きました！

今回のDMデザインはなんと、横浜トリエンナーレ2008のビジュアルデザイナー、ブルーマークの菊地敦己さんです！


すごい！！

今年の横浜トリエンナーレと同様に、stumpも盛り上げてくれてます。上のリンクを見てみてください。ほんとに、かなりすごい人です。


美術館などにも置いてもらう予定だし、ぜひ、手に取ってみてください。
そしてぜひぜひ展示を見に来てください！



（坂本）

美術手帖に

今月の美術手帖に泉さんの文章が載っています。

遊園地のビックリハウスみたいな感覚になりました。

そのうち床まで動き出しちゃったりなんかして、

あわてて飛び出したら外の景色も実はおんなじだった、みたいな。

個人的な勝手な感想ですが、是非チェックしていただくと楽しいと思います。

Jungle Bookまでもうすぐです。

むずむずしてどきどきします。

（マリロー）

雨がなんだ

２１日に多摩川にて撮影を。

この日１日中雨だという天気予報を吹き飛ばし、絶好の撮影日和になりました。

そのうちにピクニック気分になりみんなリラックス。

どんな作品になるのか７/５が今から待ちきれません！

（高松）

宴席にて。

Jungle Book！！！！！！！！

今日は泉さんの提案する夢の食卓を、泉さんとライターの白坂さんの立ち会いのもと、stumpメンバーのうち村山・高松・村岡の３人で実行してきました。

今日のこの計画がどのように展覧会に反映されるかはわかりませんが、個人的にとても感覚がゆらゆらぐらぐらしました。

なんか、とてもたのしみ～～～～～♪



（むらおか）

泉太郎あらわる

始まっております。いや、準備が。

あと二週間ほどでオープンですよ。泉太郎のジャングルブック。

もともとは泉さんがスタンプに遊びに来たところから、共通の友人を通して今回の話が始まったわけですが、毎度ながらおもしろいもんですね。良い大人が集まって、美術について、あぁだこうだあぁだこうだ、言い合いながら進行しています。

本日は、自らの画材道具であるビデオやらプロジェクターやらを持って、stumpに表れた泉太郎。いろいろとチェックを重ね、構想を確かめております。

普段は寡黙な方ですが、展示のこととなると止まりません。
好きですね。マジですから。おもしろいです。本気です。

さてこっちも本気で楽しんでいきましょう。
お楽しみに。






機器たち

ブログについて

一軒家を会場とするGallery Stump Kamakuraで、家という空間を生かし、映像やドローイング、立体などが展示されます。

このブログは、「泉太郎はいったい、なぜあんなことを!?」と題したこれまでの作品紹介、展覧会が始まるまでのプロセス、会期中のできごとを綴るものです。展覧会をつくるstumpメンバー、美術ライター白坂ゆり、ときどき泉太郎も登場する予定です。お楽しみに。

ごあいさつ

Gallery Stump Kamakuraにて、泉太郎展『Jungle Book』がもうすぐ始まります。
日常にある風景を独特の視点でアプローチする泉太郎の作品は
おかしくも、ちょっと奇妙な感覚を与えてくれます。

新緑の山、紺青の海をたたえる鎌倉に是非、足をお運びください。